大型水槽の為の濾過方法
濾過方法の種類
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最近濾過方法に関する質問が多くなり 文章で伝えるのが難しく成りましたので
別に ページを設けることに致しました。
ここでは 難しい濾過の仕組みは省き 主にオーバーフローと上部濾過のシステム的な説明を致します

飼育魚種別 濾過方法
オーバーフロー濾過
上部濾過
外部濾過(パワーフィルター)
底面濾過
内部フィルター
スポンジ濾過
外掛け式濾過


飼育魚種別 濾過方法
以下の表は 飼育魚種に対し 適合する濾過方法を記述しています
尚 メインフィルターとしての機能として作成致しました。
※注) 以下は 考慮していません
ハイブリッド的に濾過機能が上がる場合(例.底面と上部直結/外部で底面吹き上げ等々)
底面濾過/スポンジ濾過は エアー用で水中モーター仕様は考慮していません
サンゴ(無脊椎)中心、小型海水魚飼育で ベルリンシステムやモナコシステムなどの
 ナチュラルシステムは考慮していません
  オーバーフロー 上部濾過 外部濾過 底面濾過 内部濾過 スポンジ
濾過
外掛け
濾過
大型淡水魚を大型水槽で飼育 × × × ×
中型淡水魚を 大型水槽で飼育 × × ×注1) ×
中型淡水魚を中型水槽で飼育 × ▲注1) ×
小型淡水魚を中型水槽で飼育 × ×
小型淡水魚を小型水槽で飼育 ×
水草を中〜大型水槽で育成 ▲注3) × × × ×
水草を小型水槽で育成 ×
海水魚を大型水槽で飼育 ▲注2) × × ×
海水魚を小型水槽で飼育 ×
サンゴ無脊椎を大型水槽で飼育 ▲注2) × × ×
サンゴ無脊椎を小型水槽で飼育 ×

※注) 上記表の大型水槽は1800以上 中型水槽は900〜1500 
小型水槽は600以下とミニアクアリウムです
注1) ディスカスなどスポンジフィルターでの飼育が一般的な種以外です
注2) モナコ、マッド等 ナチュラルシステムは考慮していません
注3) 水量が700リットルを超える水草水槽の場合は
オリジナル外部フィルターを製作するか
特殊なオーバーフローを組み込む場合がございます

オーバーフロー濾過

メリット
1. 何より 濾過容量が多く、水量も増えますので 水質管理が楽です
2. 水槽の下に濾過槽を置きますので 水槽上部にスペースが充分取れる為、水槽のメンテナンスや管理が楽です
3. 濾過槽に関しても メンテナンスは非常に楽です
4. ヒーターやサーモスタットなどを濾過槽内にセット出来ますので、水槽内に 余分なパーツを入れる必要が有りません
5. 他のパーツを増設しやすい
(クーラー 殺菌灯 濾過槽内エアーレーション等)
6. 複数の水槽を管理している場合 集中濾過も選べます
7. 給水の結線や自動排水(新水垂れ流し)など、様々な加工 配管を行う事が出来ます
デメリット
1. システム自体が大型なので高価になります
2. 下の濾過槽を含めますので重量が重くなります
3. 場合によっては 床の補強が必要です

水の流れ
下の図で水槽の水がAより落下しC(ウールボックス)に入ります
このウールボックスで荒いゴミを取り Dに落ちますE F をフローして
H(マグネットポンプ)で濾過された水を水槽に戻すシステムで
この工程のD〜E〜Fの水の流れが 濾過です。
 
各部名称
A- オーバーフローパイプ、フローパイプ
B- シャワーパイプ
C- ドライボックス、ウールボックス
DEF-  3槽濾過槽、スリーパス濾過槽
D- 1槽目
E- 2槽目(エアーレーションスペースを付ける場合はこの槽に加工します
F- 3槽目(ヒーターなどを組み込む場合はこの槽に加工します)
G- マグネットポンプ レイシーRMD
海水魚・淡水魚用オーバーフロー水槽配管例
海水魚・淡水魚用オーバーフロー水槽配管水の流れ

上部濾過

メリット 1. システム自体がオーバーフロー濾過に比べ 安価に出来ます
2. W1200程度までなら、水槽を2段に積む事も可能です
3. オーバーフローと比べ 重量が軽くすみます
デメリット 1. オーバーフローより 濾過容量が少ない 注1.)
2. 水槽の上に濾過槽を置く為に 水槽上部のスペースが少なくなってしまう
3. 水槽内に ヒーターやサーモスタットを入れなければならない
注1.)大型水槽の場合は 大型上部濾過槽を設置する事で濾過容量不足は補えます

水の流れ
下の図で水槽の水がA(ポンプ)によって上部濾過槽内に入ります。
Cを通過し Eより落下し濾過された水を水槽に落とすシステムで
この工程のC〜Eの水の流れの部分が 濾過です。
各部名称
A- Rio 水中ポンプ
B- シャワーパイプ
C- 濾材スペース
D- スノコ
E- フローパイプ

外部式 パワーフィルター
市販されているパワーフィルターはあまり大型の水槽には向きませんが
構造上CO2添加してもCO2が大気中に放出し難い為
水草を育成する為には この濾過方法がベストだと思います
見た目より 濾過能力が高いフィルターです


底面濾過
エアー式の底面濾過は 中、大型水槽には向きません
底面全てで濾過しますので 濾過能力は比較的高く コストパフォーマンスに優れています
上部フィルターのストレーナーに直結して使用したりも出来ます
欠点は 数ヶ月〜数年に一度 大掃除しないといけない点です
長期間の維持には 経験が必要です

内部フィルター
ここで云う内部フィルターとは エーハイムなどの事を指しています
単体でも濾過できますが サブフィルターとしてや
水槽の水のよどみを緩和する為に攪拌用としても使われています

スポンジ濾過
エアー式と 水中ポンプ式が有ります。
ただのスポンジですが 濾過能力は比較的高く 管理が楽です
小型水槽は これだけでも維持できる場合が有ります

外掛け式濾過
小型水槽では 使い勝手が良いですが
ガラス水槽専用です
アクリル水槽の場合は 上部にフランジが有る為 使用出来ない場合が有ります

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