大型水槽の濾過システム(物理濾過と生物濾過) | |||||||||||||||||||||
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アクアリストが理解しておくべき基礎知識を気のおもむくまま書き連ねます 説明等がわかりにくい場合はご指摘ください、なるべく早くに改善させていただきます こちらよりお問い合わせ下さい
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▶第一回 物理濾過と生物濾過について解説します 大型水槽を基本としていますが一般的にも対応出来ると思います |
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お客様から質問が多い濾過について、数回に分けて解説したいと思います
まず最初に物理濾過の重要性ですが、物理濾過の役割は水槽内の水を綺麗に保つために、水草の切れ端などのゴミや餌の残り、鱗など目に見えるような不純物を物理的に取り除くことです
物理濾過によってこれら有機物を取り除くことで有毒なアンモニアなどの有害物質の発生を抑えて、後工程である生物濾過の働きを補助する役割があります また物理濾過で確実にゴミやフンなどを取り除くことで、後工程の生物濾過の濾材がゴミなどで目詰まりするのを緩和することができます。 しかしながら長期間にわたりウールマットの汚れを放置するとウールマット自体に目詰まりが起きて大きく機能が落ちることになりますので定期的にウールマットを洗浄、もしくは交換する必用があります これまでの経験上この物理濾過をしっかり対策されていないアクアリストのかたが多く見受けられます、いま一度 管理されている水槽の物理濾過を点検されて問題があるようであれば見直されてはいかがでしょうか ▶具体的には ・ウールマットの量を確認する 上部濾過槽の多くの場合では濾過槽のシャワー管と濾材の間にウールマットを敷き詰めておられる場合が多いと思いますが、多くの場合ではウールマットを薄く1枚程度を敷かれてる場合があります この部分のウールマットをできる範囲内で厚く敷かれるのをご検討ください、この部分だけで濾過槽への負担が大きく改善できると思います オーバーフロー水槽を維持されている場合では、ほとんどの濾過システムにウールボックスが備え付けられていると思いますが、この場合でも上部濾過槽と同じくマットを1枚程度と薄く敷かれている場合はウールマットの量を再検討してみてはいかがでしょうか ・ウールマットの質を確認する 一部のウールマットでは水分を含むと大幅に体積が縮み大きく機能低下するものもあるようです、特に綿状でしっかりしたこしが無いようなものは見直しを検討されてはいかがでしょうか ・定期的にウールマットの汚れを確認する 上でも記述しましたが本来の目的である生物濾過槽の目詰まりを緩和する目的の物理濾過ですが、ここで目詰まりを起こしてしまうとその機能が発揮出来ないことになります 定期的なチェックとウールマットの洗浄、洗浄で汚れが落ちない場合は交換をおこなう事をお勧めします ▶濾過槽に対する必用な加工 上部濾過槽では水漏れ事故を防ぐ為に、ウールが目詰まりを起こした際にオーバーフローして水槽に戻る加工を標準で加工します オーバーフロー濾過槽に付属するドライウールボックスに関しましても、万が一、ウールマットが目詰まりをおこした際に ボックス内でオーバーフローして濾過槽に流れるバイパスを標準で加工します 少し長くなって来ましたので生物濾過の概要は次回に説明いたします |
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